反抗期の子どもに勉強させたい

反抗期についてまず考える

子どもが遊んでばかりいる

勉強しなさいと言っても、言うことを聞いてくれない

「勉強しなさい!! と言っても効果がないのは分かっているけど、子どもの将来を思うと放っておけない…」

こんなジレンマを抱えた方はたくさんいると思います

そんな悩める、お母さんに、解決法を提供します

親の言うことは響かない

これはとっても大事なことです

実は、親の言葉で、反抗している子どもが動くことはありません

とても悲しい事実ですが、受け入れるしかありません

というのにも理由があるのです

全部が親のエゴに見える

なぜ、親がせっかく言った怒りの言葉や、ためになる話が、子どもの心に残らないかというと、

「結局、勉強させたいんだろ?」

と、お子さんは思っているからです

例えば、勉強してほしいからと言って、「お父さんが、こんな働いて、がんばってためたお金をドブに捨てる気か!」「勉強せずに遊んでばかりいた同級生が、いまは家庭も養えず苦労している」

なんて話をしたとしましょう

もちろん、子どもはそれを言った意味は分かっています

ただし!!

ここが重要です

子どもは、「結局その話をして、勉強させたいんだろ?」と思うのです

親の命令には反抗する

反抗期の間の子どもが唯一従う法則は、「親の言うことと逆のことをする」

です

つまり、勉強しなさいと感じた子どもは、勉強しなくなります

単純な話です

親の要求には断固として拒絶します

なぜ反抗するのかの根本

ただ単に、がむしゃらに親に対抗しているわけではありません

というよりむしろ、「親に従うのが嫌」なのです

人の命令は聞きたくないという心理は誰しもが持っていると思いますが、思春期はそれがいっそう強くなります

つまり、勉強してほしいという親の要望に「従う」のが嫌なのです

(これはしょうがのないことです…)

間違った解決法

ここで間違った解決法をお教えします

「勉強しなくていいよ」

と言うことです

これの理屈は、親に反抗するから、逆に勉強をやめさそうとすれば、勉強し始めるだろう、さらには子どもとの信頼関係も結びやすいだろう

というかなり浅はかな考えです

こんな子供だましは通用しません!!

中学生以上も子どもはそれほど馬鹿ではないのです

そういった意図やエゴをすぐに察知し、結局、勉強しません

言ってばかりではダメ

なぜか人は、「どう言えば、相手が言うことを聞いてくれるのか」

を考えます

たしかにこれはしょうがないことです

ただ、これだと親のエゴになってしまうのです(これだと子どもが反発してしまう…)

つまり、こちらが言うばかりではいけないのです!!

正しい解決法

では、正しいやり方を言いましょう

それは、聞くことです!!

聞く

注意して欲しいのが、これは、要求を押し通すための手段ではありません

相手をよく理解するための手段です

反抗期の子どもはよく頭でいろいろなことを考えています

親は何も考えていないと思っているかもしれませんが、実はたくさんのことを考えているのです

それをしっかり理解してください

怒らずに

決して、怒りながら聞くのではありません

相手がなにも話してくれなくて、イライラすることは当然あるでしょう

しかし、怒ることはなんの解決策にもなりません

怒ることでなにか利点があるでしょうか?

意見を言わない

基本的に、意見を押し付けてはいけません

これだと、子どもは、親のエゴを見抜きます

エゴを捨てるのです!!

まずは、親が変わることからはじめましょう

(最初は、苦痛かもしれませんが、子どものためにどうにか頑張って欲しいです)

今日からしましょう

さっそく今日から始めることができます

あなたは今、あまり子どものことを知らないはずです(分かっているようで分かっていないことはたくさんあります)

「勉強は楽しいか」「受験に対してどう思うか」「得意な分野はなにか」

他愛もないことを話すのです

そして、終始、「聞く」に徹して、「理解」しようとしてください

きっとおもしろい反応が得られることでしょう