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夏休みはどうお過ごしでしょうか
「子どもが宿題をぜんぜんしてないけど大丈夫かな…?」
「遊んでばっかで、宿題をしていない!1」
こんな声がどこからか聞こえてそうです
しかし!!
実は、親と子どもには大きな認識の違いがあるのです!!
これを誤っていると、いつまでも子どもの心が読めないままです
結論から申し上げますと
子どもは、夏休みの宿題なんて無意味だ、と思っています
たしかに、ちゃんとやればある程度の効果はあるかもしれないけど、効果は薄いものだと感じているのです
「うちの子は成績が悪いからそんなこと思っていない」と思われた方がいるかもしれませんが…それは違います!!
成績が悪かろうが、よかろうが大して関係ありません
もっと重要なのは、塾に通っているかどうか、です
塾に行っていると、学校で出される課題のほとんどが、「専門的でない」「受験向きじゃない」「意味がないもの」に見えてしまいます
これはしょうがないことです
塾が、大金を払っている分、受験対策を徹底しようと追求しているからです(外部の教材を扱っている場合でも、その教材はプロが作っています)
だからといって塾のせいで、子どもが学校の夏休みの課題に意味を感じていない! というつもりはありません
むしろ仕方のないことです
また、みんなが共通して、塾の教材の方外衣に決まっている! と思っているのも影響しています
学校の中でできるコミュニティの共通認識はなかなか剥がれません
義務教育の現場では、特にみんなと合わせる傾向が強いのです
皆が「夏休みはやる必要がない」と思えば、皆もそれに合わせるだけです
こんなことをいっては怒られそうですが、実際夏休みの宿題をする必要はありません
あ、もちろん、受験学力向上を重視するならば、です
自分の研究を追求する自由研究は、「自分が好きなことを学ぶ」という、人生でとっても大事なことを教えてくれます(てきとうに済ましてしまう人が大半ですが…笑)
しかし、受験においては無駄な時間でしかありません
また、簡単な計算問題もそうです
ほとんど、脳を使わない手作業になりがちで、子どもにとって苦痛でしかありません
(私も、数学に関してはぜんぶ答えみてました笑)
はっきりいうと、子どもに、意味のないと思っている夏休みの課題をさせようとすることこそ無意味です
実際に、塾の課題や、市販の問題集で自分に合った勉強をするほうがはるかに効率が良いのですから
数学が得意な子どもなら、数学ドリルの答えを見ることを許してしまいましょう
やたらと綺麗な字を書いて時間がかかっているなら、もっとぱぱっと終わらせることを提案するのもありです
要は、夏休みの宿題をできるだけ効率良く終わらせて、他の勉強をさせるべきなのです
もちろん、自由研究を熱心にしたいと思っている子に、わざわざそれを否定することはありません
親が出来ることは、夏休みの宿題での苦痛を緩和させることだけです
だから、嫌に感じてそうな宿題を、楽にする方法を提案してあげるのです
そうすれば、信頼関係も強くなることでしょう